★噂のモーガン夫妻

夫の浮気などでぎくしゃく別居していたモーガン夫妻。

(ヒューグラント+サラジェシカパーカー)

今後のことを話し合っていたら、

殺人現場を目撃してしまい、捕まらぬ犯人に狙われる日々。

 

警察から、目撃者として殺されないように

夫婦で田舎に強制送還ww

携帯も没収!!

 

ぎくしゃくした仲の人と

強制的に田舎で暮らすシナリオになったら困るなあ。。。

自分の両親でさえ、田舎で二人っきりだったら困るもの。。。

 

ヒューグラントはちょっと情けない男の人役

似合うなあ。。。苦笑

 

筋は知らなかったけど、なんとなくコミカルに着地できるんだろうなあって

安心して見れました。

なお、犯人の殺し屋もちょっとドジだったりして、

いい塩梅です。

 

サラジェシカパーカーは不動産ブローカーなんだけど、

不動産屋さんってこんなにキラキラしてるのねw

日本とアメリカで大違いだ!

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★パガニーニ

バイオリニストの鬼才、パガニーニの人生の一部を描いた作品。

 

4億のバイオリンをデビット・ギャレットというバイオリニストが

実際に弾き、演じているという素晴らしさ。

(俳優さんが演じて、手の部分はプロという状態ではないのがいい)

 

注目されるために、過激だったり道化の演目を弾き続ける

売れないパガニーニ

それに目を付けた敏腕マネージャー。

どんどん売れるパガニーニ

酒、女、ヤク、どんともってこーーい!

カジノも作っちゃうぞー!

 

ロンドンにツアーに行った際に

美しい女性とたまたま出会い、素人の彼女と一緒に演奏する。

 

少しの時間に、彼女に心を奪われるパガニーニ

しかしながら、周りの策略により、破局

何度も謝り、一緒にコンサートをしようとするパガニーニに、

スキャンダルを生かし、自分ひとりでツアーを開始してしまう女性。

 

女性、したたか!!

有名になった人は、その影響力でまわりを焼き尽くしてしまうことに

いつも苦悩して、孤独に悩んでいる傾向にあるね。

 

最終的にその破天荒さから、

教会への埋葬が拒絶されるパガニーニ

どんだけの悪行やねんwww

教会という存在にとっては悪魔で怠惰的だったのかもしれない。

 

周りの人、マネージャー、息子、

そのあたりの話や、小話、エピソードはほぼゼロ。

 

最後は、孤独に持ち逃げしたお金で、

故郷イタリアで自分の音楽を譜面におこして、死んでしまう。

「神を出し抜いてみせる」という心意気に、

熱量に圧倒される作品。

 

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★ ウルフ・オブ・ウォールストリート

シャッターアイランドからハマっているレオナルド・ディカプリオ作品。

 

"破天荒"・"野望" を人間にしたら、こういう人なんだろうと思った。

主人公は、証券マン。

ブラック・マンデーで勤めてた証券会社がなくなり、

超絶田舎のやっすい株取引をしている会社に入る。

 

ペニー単位の株を持ち前のトークで売りまくる。

たまたまカフェで出会った人とドラッグにはまり、

そのまま自分の証券会社を掃きだめみたいな連中で作る。

 

のし上がることのすごさ。

本当に、これ全部やったら、、、身体壊しそう。。。苦笑

でも、それでも会社や上り詰めることに固執できることは尊敬する。

 

仏教で行くと、強欲で確実に罪だけど、

自分の経験や才能をマニュアル化して、

タダでは起き上がらないところがすごく好きだ。

 

脳みそがキレキレになる瞬間を何度も見る。

すべてを失っても、また立ち上がる力。

その商魂に私も9時~17時の間は私も身を売ろうと思った。

 

ヤル気がなくなったときに観たい映画である。

ウルフになれるように。

★ 鑑定士と顔のない依頼人

パイレーツオブカリビアンのバルボッサ役、ジェフリーラッシュ主演。

結末はハッピーエンドかバッドエンドか議論ができる

"クリスマスキャロル" って感じ。

 

主人公は、古い邸宅から技術品を買い入れ、

オークションにかける鑑定士。

天涯孤独で、親がいなくなったあと、

孤児院で罰として手伝わされた絵画修復の経験を活かし、

美術品を見て、自らは女性の肖像画を集める日々。

妻はおらず、女性の肖像画を手に入れるために

売れない画家と手を組みつつ、オークションにいそしむ日々。

 

そんな彼に大きな邸宅をまるごと鑑定する依頼が届くものの

依頼人は過去のトラウマから外に出られない女性。

 

壁越しに品物の鑑定をしつつ、女性を一目見たい情動にかられる主人公。

女性と心を通わせ、オークションからも引退し、

これからは女性と暮らそうと思った矢先。

裏切りにより、女性と女性の肖像画すべてを失う。

 

あらすじだけでも書ききれないし、

多すぎず、でも多彩な登場人物にも心を打たれる作品。

 

なにより、私は「孤独な老人が依頼人に恋をし、依頼人がトラウマを乗り越える過程で自分自身も人を愛することに気づいたハッピーエンド」を想定していたので、

最後に、ホスピスで抜け殻のようになった主人公を見て

驚愕した。

 

アクションではないが、ある意味スリル満点。

じゃあ、騙された主人公は不幸のどん底に落とされた、

悲しい、恨みで一杯の作品かというとそうではないと思う。

 

最初は、裏切った仲間に恨みや怒りもあったと思う。

しかしながら、思い出の地を巡る度、旅、

ああ、みんなグルだったんだな。。。と思いつつも、

人を愛した経験を最後にできたことに心に水を与えられた感情があったと思う。

それが故に、悲しみは深くなったかもしれないし、

愛した女性と過ごせない(しかも騙されていた)ことに

寂しさも感じられたかもしれない。

 

主人公に感情がまったくなく、冷徹だったとは思わないけど、

人生の最後に、あらゆる今まで体験しなかった感情が

洪水のように押しかけてきたんだと思う。

 

私は、日々、感じることを大切にしようと思った。

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● フランス人は「老い」を愛する:賀来弓月

Prime Reading で目について読んだ本。

エッセーのような内容で、フランスの修道院介護施設でボランティアをしていた元外交官の方がフランスに学べるところを書いたもの。

 

フランスでは年老いた人に対する悲しい目が少なく、

老後を楽しみにする人が多いというのは面白い。

 

作中で心に刺さるのが、著者が地方の高校生に「老人」のイメージを聞くと

さげすみの言葉多く、「いつもさみしくてかわいそう」ということ。

 

確かに、日本以外は町中で知らない人に話しかけるのは普通。

日本だと、女性が話しかけても、警戒される気がするよね。

カフェで隣の人と話すことはほぼないし。。。

 

アメリカもだけど、すれちがい、同じエレベーターの中、

そんなところで髪型や持ち物を褒めて、会話に進むことが多いなあ。。。

 

ノースカロライナではアジア人が珍しいから、

スーパーのレジの人もめっちゃ話しかけてくれていた。

(私の後ろに待ち列はあったけどww)

 

私が目指すものとして、年を取ってからも

ボランティアをして、社会のためになる、人と関わりを持つということ。

最後に目を閉じるまで、なにかの為になりたいとは思う。

 

あとは祈り。

日本人は祈らないよねえ。。。

お願い事をするというより、心を落ち着ける習慣。

これは私も真似すべきと思っている。

 

この本を読んで、ゆったりと過ごすことの大切さ、

楽しめて、社会のためになる老後をどう過ごすべきか、

30歳くらいから考える大切さを感じた。

 

だって、引退しても、そこからうまくいくと30年くらい生きられる

30年あったらなんにでもなれる気がするw

 

そこそこの田舎で(車はあった方がいいけど、公共機関もある)

大きな土地で、猫と暮らしたいなあと思いました。

★ AMY

27 歳クラブで亡くなったエイミーワインハウスさんの

ホームビデオという感じでした。

(ドキュメンタリーとか再現ではない)

 

私は曲を聞いたことがなくて、

歳が近くて、破天荒な人、くらいのイメージでした。

 

 

以下が変ったところ。

- ユダヤ

- 本人自体が破天荒なわけではない

- 誰かが悪いわけではないが、彼女を早死にさせたのは

やはりハゲタカのような存在があったからだと思う

- ジャズシンガー!

- Lady GAGA と少し似ている(Netflix にある Lady GAGA のドキュメンタリーも一緒に観るとよいと思う)

- イギリス人!

 

彼女の歌を聞くと、ほぼ彼女が体験したこと。

彼女は過食症(たくさん食べて、吐いてしまう)だけど、

歌も同じような感じがした。

 

たくさん喜怒哀楽を感じて(歌手の人は一般人が摩耗してしまった感情をきちんと生きている)

それを半分消化して、残りは消化しきれないで、

歌として、吐き出す感じ。

 

危うい瞬間は誰にでもある。

私も若いころは、食べても吐けばいいと思っていた。

20 歳より前にタバコは吸っていたし、無理してお酒をたくさん飲むこともあった。

 

そこから、多くの人が「ちょっと危うい時期もあったけど、一般人」になれるのは

どこが違うんだろうと思った。

 

このドキュメンタリだけ見てると、

お父さん(お金稼ぎたい)、プロモーター(契約どおりに進めることが仕事)、

元夫(彼女の金でヤク買いたい)が悪いように見える。

 

ただ、私が自分の子供がものすごく成功して、

そのマネジメントだけになれるなら、

ツアーをして、ライブをすることを進めたがると思う。

カメラを入れて、少しでもお金になるなら、

やると思う。

 

薬物に依存する人の気持ちは正確にはわからないけど、

お金がかかる薬物にそもそもハマってたら、

金づるはありがたいと思う。

 

マネージャーなら、仕事を進めなければ、

言い訳や、違約金もある、自分の給与も払われない。

 

で、あれば、エイミーの周りの人に、

エイミーの早死にはお前のせいだ!なんて言えない。

 

私がもし彼女だったら、四六時中、カメラを持った人が家の前にいて、

テレビでジョークのネタにされ、

非難される(エイミーの時代より、インターネットはひどい)

やっぱり、なにかを逃げ場にしたくなる。

 

ただ、彼女をうらやましいと思うところは、

私が死んでも何も残らない。それはそれで正しいと思う。

彼女には歌がずっとどこかで残る。