● フランス人は「老い」を愛する:賀来弓月

Prime Reading で目について読んだ本。

エッセーのような内容で、フランスの修道院介護施設でボランティアをしていた元外交官の方がフランスに学べるところを書いたもの。

 

フランスでは年老いた人に対する悲しい目が少なく、

老後を楽しみにする人が多いというのは面白い。

 

作中で心に刺さるのが、著者が地方の高校生に「老人」のイメージを聞くと

さげすみの言葉多く、「いつもさみしくてかわいそう」ということ。

 

確かに、日本以外は町中で知らない人に話しかけるのは普通。

日本だと、女性が話しかけても、警戒される気がするよね。

カフェで隣の人と話すことはほぼないし。。。

 

アメリカもだけど、すれちがい、同じエレベーターの中、

そんなところで髪型や持ち物を褒めて、会話に進むことが多いなあ。。。

 

ノースカロライナではアジア人が珍しいから、

スーパーのレジの人もめっちゃ話しかけてくれていた。

(私の後ろに待ち列はあったけどww)

 

私が目指すものとして、年を取ってからも

ボランティアをして、社会のためになる、人と関わりを持つということ。

最後に目を閉じるまで、なにかの為になりたいとは思う。

 

あとは祈り。

日本人は祈らないよねえ。。。

お願い事をするというより、心を落ち着ける習慣。

これは私も真似すべきと思っている。

 

この本を読んで、ゆったりと過ごすことの大切さ、

楽しめて、社会のためになる老後をどう過ごすべきか、

30歳くらいから考える大切さを感じた。

 

だって、引退しても、そこからうまくいくと30年くらい生きられる

30年あったらなんにでもなれる気がするw

 

そこそこの田舎で(車はあった方がいいけど、公共機関もある)

大きな土地で、猫と暮らしたいなあと思いました。