★ シャッターアイランド
マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの名コンビ。
そうは言っても、あまり見たことないけど。。。苦笑
自分のいま感じている世界と、
自分が自分と思っているモノは果たして、他の世界から見ても、
他の人から見ても、同じものなのか。。。
最後の大どんでん返しと、結末をどう捉えるか、人によって議論ができる映画。
痛快なドンパチも好きだけど、捉え方がいろいろある映画もいいね。
(エヴァもそうだしね)
レオ様、本当に演技というか、人となりがすごいな。。。
冷や汗とかも含め、この人、タイタニックのときの王子とは別物。
主人公のレオ様は保安官。
シャッターアイランドという孤島は、犯罪者で精神的に病んでいる人を収容している。
その中の女性ひとりが失踪。
レオ様はその事件を解決するために初見の相棒と島に向かう。
どうやら島では患者(犯罪者)に不当な手術をして、洗脳しているらしいとのこと。
凶悪犯罪者が収容される C 棟。
徐々に真相に近づいていく。。。
この映画で初めて知ったのだが、実際にロボトミー手術というものが
精神病の患者に行われていた歴史があるようだ。
脳みその一部を手術で切り取ることで、患者は穏やかに(扱いやすく)なるらしい。
真実に近づいていったレオ様だが、
実は、戦争でナチスの収容所を見たトラウマ、
実は、妻が病んでしまい、子供 3 人を殺してしまったトラウマ、
その影響で、自分自身がその施設の患者だったのだ。
最後に穏やかに決断を下すレオ様、
彼に平穏が訪れたと思いたい。
いまも、戦争や殺人はあり、その後遺症に苦しむ人はきっといるから、
そういう人はどんな治療を受けているのか興味を持った。